オフホワイト?!
一線を越えたかどうかを決めるのは
本人では無い?

浮気の一線

最近、今井絵理子(元SPEED)参議院議員と橋本健 神戸市議会議員の不倫疑惑や宮迫博之(雨上がり決死隊)氏の不倫疑惑報道で有名となった「一線は越えてない」という言葉。
これは要約すると「限りなく怪しい行動をしましたが、肉体関係はありませんでした」と言っているものと推測されます。肉体関係が無ければギリギリセーフなのだとすると、これは「不貞行為」の話とよく似ています。そもそも「不貞行為」とは男女の肉体関係が無ければ不貞行為には該当しないと基本的には解釈されていて(例外の判決もあり)、世間一般的な浮気の概念(内緒で食事に行った、手を繋いでデートした、キスをした、、等々)には個人差もあろうかと思いますが、その中でも極めて限定的な解釈となっております。

我々探偵は不貞行為の証拠を撮るために浮気調査をしてるわけですから、「ホテルには入ったが一線は越えてない」という話がまかり通るなら、それに対抗する為には、ホテルに忍び込んで肉体関係を持っている瞬間をおさめなければならなくなってしまいます。そんな事は無理ですし、こちらが違法行為を犯してしまいます。
では裁判ではどうやって判断するか。「性交の存在を確認、または推認できる場合」という、これまた世間的にはしっくり来ない表現ですが、つまりは不貞行為があったと思われる状況があればいいのです。具体例で言うと「手を繋いでショッピングデートをしていた二人が、ラブホテルに入って3時間後に出てきたら」確実に一線は越えたと判断されるでしょう。

逆に言えば、肉体関係が無かったのが真実だとしても、法廷では不貞行為があったものと扱われることもありえるという事です。タイトルで書かせていただいた「一線を越えたかどうかを決めるのは本人では無い?」とは、そういう意味です。少々話を飛躍させれば一線を越えたかどうかを決めるのは裁判官とも言えなくもありません。そして裁判官は世間一般的な感覚に沿った判断をするものと思われます。もしも、探偵が列車の座席で手を繋いでいた男女がパジャマ姿でビジネスホテルの一室に一定時間、居たことを証明する報告書を離婚裁判に提出したらどうなるでしょうか。

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